夏に集中する日本人の海外大量流出問題 シーズン移行が必要ではないか?

2019年08月06日 11時00分

レアル・マドリード入りした久保(ロイター)

【前園真聖・ゾノの焦点!】日本イレブンの欧州進出が加速しています。すでにMF久保が強豪レアル・マドリード入りしたのをはじめ、MF安部裕葵(20)はバルセロナ(ともにスペイン)と多くの選手たちがJリーグに別れを告げました。欧州の移籍市場の締め切りは8月31日なので、さらに海外進出する日本人選手が増えることでしょう。

 Jリーグはシーズンの真ん中とあって、各クラブにとって主力選手を抜かれるのは大きな痛手。特にJ1鹿島は今夏に安部をはじめ、FW鈴木優磨(23)がシントトロイデン(ベルギー)、日本代表MF安西幸輝(24)がポルティモネンセ(ポルトガル)に流出しました。大幅な戦力ダウンでJ1優勝争いにも大きな影響を与えそうです。

 一方、日本のシーズンオフとなる1月末が締め切りとなる冬の移籍市場の場合は、加入する欧州クラブがシーズン中とあって、選手にとってチームに溶け込むのは簡単ではありません。どうしても敬遠しがちで、海外移籍は夏に集中します。結局は春開幕のJリーグと秋にスタートする欧州のシーズン制度が違うために起こる問題と言えるでしょう。

 日本が「世界基準」を求めるのならば、シーズン移行が必要ではないでしょうか。寒冷地の問題もあり、難しいことは理解していますが、活発に議論して打開策を見つけてほしいところです。

(元日本代表MF)