「Rakuten CUP」(23日、埼スタ)で、イングランド・プレミアリーグのチェルシーがスペイン1部バルセロナに2―1で競り勝った。

 バルセロナは今夏に加入したフランス代表のエースFWアントワーヌ・グリーズマン(28)が先発出場し、新天地デビューを果たした。前半17分に相手との接触プレーで足を強打して倒れ込みヒヤリとさせたが、その後は周囲と好連係を見せて、何度もゴールに迫るなど持ち前の積極性を発揮。ゴールこそ奪えなかったが、前半45分間プレーして上々のデビュー戦を飾った。

 一方のチェルシーは相手に主導権を握られながらも34分、バルセロナMFセルヒオ・ブスケツ(31)のパスミスからチャンスを迎え、FWタミー・アブラハム(21)がGKをかわして流し込み、待望の先制点をもたらした。

 後半に入って両チームとも多くのメンバーが交代する中、36分に途中出場のMFロス・バークリー(25)が追加点。アディショナルタイムにバルセロナはMFイバン・ラキティッチ(31)の強烈なミドルで1点を返すも反撃及ばず、強豪同士の対決はチェルシーに軍配が上がった。

 なお、MF安部裕葵(20)は腰を痛めてベンチ外と、新天地デビューはお預けとなった。