久保にマネジメント争奪戦勃発 大手事務所が続々立候補

2019年07月08日 16時30分

 スペイン1部の名門レアル・マドリードに移籍した日本代表MF久保建英(18)が7日、チームに合流するため成田空港からマドリードへ向けて出発した。世界屈指のビッグクラブでの新たな挑戦とあって周囲の期待も高まる中、ピッチ外でも、激しい綱引きが展開されそうだ。

 この日の久保は一人で出国ゲートに入り、出発時間直前に空港スタッフに誘導されながら航空機に乗り込んだ。カジュアルな服装に黒いリュックサックを背負い、スペインへ向けて飛び立った。

 久保は人目を避けるように出国ゲートに入ったため、取材に応じる機会はなかったが、成田空港には、テレビ各局など報道陣約20人が駆けつけて改めて注目度の高さを見せつけた。国際移籍が可能となる18歳の誕生日を前に欧州屈指のビッグクラブによるシ烈な獲得レースが繰り広げられたが、今度はプレー以外の面で再び“争奪戦”が勃発しそうだ。

 久保に近いJ1クラブ関係者は「先々を見据えて、いくつかの大手事務所が『(久保の)マネジメントをできないか』と興味を見せている。あれだけ注目されている選手だから、この先どこかに任せたほうがいいとなるかもしれないし(各事務所が)いろんな形を模索している」と語った。

 サッカー以外の活動に関するマネジメントは、今のところ家族が行う方針。とはいえ、すでに多くの大手企業がスポンサー契約に名乗りを上げるなど今後は巨額マネーが動くのは確実だ。ピッチ外での活動も多忙になり、クラブとの交渉も欠かせなくなる。また世界から殺到する取材依頼の取捨選択も迫られる。そうなると“素人”によるマネジメントでは限界があるのも確かだ。

 そこで、すでに多くのアスリートと契約している大手芸能事務所A社や、今後スポーツ事業に力を入れていこうとしているB社、スポーツマネジメントを専門とするC事務所など、その道の“プロ”が次々と立候補。虎視眈々と日本の至宝の“獲得”へ向けて動きだしたのだ。

 そんな久保は今季Bチーム(実質3部)でプレーする予定。まずは同行する北米遠征で猛アピールし、トップ昇格を実現したいところだが、プレーに集中できる環境をいかにつくり出していくのか。そこも飛躍のカギとなりそうだ。