スペイン1部レアル・マドリードに移籍した日本代表MF久保建英(18)が、シーズン開幕前の北米遠征に同行することが正式に決まった。3日にスペイン紙「マルカ(電子版)」が報じ、FWエデン・アザール(28)やMFルカ・モドリッチ(33)らスターとともに遠征に参加する30選手のリストに入った。

 北米遠征ではカナダ・モントリオールでの合宿後に、米国で行われるインターナショナルチャンピオンズカップに参戦。20日にドイツ1部バイエルン・ミュンヘン(ヒューストン)、23日にイングランド・プレミアリーグのアーセナル(メリーランド)、26日にスペイン1部アトレチコ・マドリード(ニュージャージー)と対戦する。

 この大会で久保の実戦デビューが濃厚。名だたるビッグクラブを相手にどんなプレーを見せるのか話題を呼びそうだが、注目はインターネット動画配信大手「DAZN(ダゾーン)」だ。

 DAZNは同大会の独占ライブ配信を行う。久保の活躍が大きな関心を呼んだ南米選手権も独占中継しており、チリ戦では同社のサッカーコンテンツの視聴者数で過去最高を記録した。名門での“デビュー戦”は再び大きな注目を集めそうで「DAZNを通して視聴していただけるきっかけになれば」と同社関係者も大きな期待を寄せる。“久保旋風”が吹き荒れそうだ。