長谷部誠 代表初招集時「ストレスで胃が痛くなって」練習休む

2019年05月26日 15時22分

長谷部誠

 サッカー元日本代表MF長谷部誠(35=Eフランクフルト)が26日、古巣のJ1浦和が本拠地とする埼玉スタジアムでサッカー教室を開催した。

 今回の企画は、浦和と長谷部がプレーするドイツ1部リーグ「ブンデスリーガ」が協力して実現。一般参加の子供たち約100人にサッカーを指導した後、浦和のアカデミー所属選手に向けてトークショーを行った。

 長谷部はプロ入り後やドイツでのエピソードなどを披露。「浦和に入って最初に練習したときは、とんでもないところに来たなと思った。最初の鹿児島の合宿にも連れていってもらえなかった」「ドイツでは言葉も通じないし、食事も合わない。練習では削られたり、自分のところにボールが回ってこなかったり…。マンガの世界だけかと思ったら本当にあった」などと苦難の連続だった自身のキャリアを振り返った。

 さらに長年主将を務めた日本代表に初招集された当時を回想し「2005年の年末だった。信じられない気持ちだった。監督はジーコさん(66)で、MF小野伸二さん(39=札幌)とかMF稲本さん(潤一=39、相模原)とか中田英寿さん(42)とか、MF中村俊輔さん(40=磐田)といった選手の中に自分が入っていくのが想像できなかった。実際、合宿ではストレスで胃が痛くなって練習を1、2日休んでね」と意外な秘話も明かした。その上で「信じ続けること、人間性が大事」と後輩たちにエールを送った。

 今季は35歳にしてクラブで試合数や出場時間を伸ばし、欧州リーグ(EL)では4強進出の快進撃も見せた。それでも「もっとやれる感覚はある」と来季のさらなる飛躍も誓い、あくなき向上心を見せた。