本田 契約満了メルボルン・ビクトリー退団へ 欧州再上陸か

2019年05月04日 16時33分

本田圭佑(ロイター)

 オーストラリア1部(Aリーグ)メルボルン・ビクトリーの元日本代表MF本田圭佑(32)が3日、スポーツ専門局「FOXスポーツ」の取材に、1年契約の満了に伴って今季限りで退団する意向を語った。今後の新天地が注目されるが、日本代表でともに戦った“盟友”でドイツ1部Eフランクフルトに所属するMF長谷部誠(35)の大活躍に刺激を受けており、欧州復帰の選択肢も検討しているという。

 本田はFOXスポーツの取材に対して「来季どこでプレーするのかは決めていない。でも初めから1年契約というのは公表していたし、みんな分かっていたこと。だから誰も驚かず、がっかりしないことを願っている」と語り、今季限りで退団する見通しを示した。

 本田は昨年8月にメルボルンVに入団し、右太もも裏痛で戦線離脱もありながらリーグ戦18試合に出場して7得点5アシストをマーク。かねて公言するオーバーエージ(OA)枠での東京五輪代表入りに向け、その実力に衰えがないことを印象づけた。

 そうした中での“退団表明”。今後は東京五輪へさらなるアピールのために新天地を求めることになるが、まず頭に描いているのは欧州への再上陸だ。本田サイドの事情を知る関係者は「欧州でもう一度プレーしたい思いは強いようだし、長谷部があれだけ活躍していることにも刺激を受けていると聞く。CL(欧州チャンピオンズリーグ)やEL(欧州リーグ)の舞台がある中堅国のクラブも考えているようだ」と指摘する。

 本田がA代表で長年共闘してきた長谷部は昨夏のロシアW杯後に代表引退を宣言した。クラブに専念すると、今季はドイツ1部リーグ戦で来季CL出場権が得られる4位をキープ。ELでも4強に進出し、2002年にオランダ1部フェイエノールトに所属したMF小野伸二以来となる欧州制覇も目前に迫る。

 そんな先輩の活躍に発奮し、自らの実力を再び世界へアピールするべく、欧州復帰も念頭に置くのだ。

 ただ一方で「周囲が想像しないことをやりたがる性格だから、アフリカや南米ということもあるのでは」と別の代理人は推測する。アフリカは日本人のトッププロがほとんどプレーしたことのない“未知の大陸”。強豪クラブが多いチュニジアや待遇のいい南アフリカが候補になりそうで、南米ならば秋春制で新シーズンに備えやすいアルゼンチンが選択肢として浮上する。

 本人は否定しているが復帰の噂が絶えないJリーグ入りも含めて、今夏も去就を巡る“本田狂騷曲”が展開されそうだ。