サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦が17日(日本時間18日)に行われ、トットナムがマンチェスター・シティーとのイングランド対決で3―4と敗れて2戦合計4―4となったが、アウェーゴール数で上回り準々決勝進出を決めた。マンCにとってはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が恨めしい試合となった。

 後半アディショナルタイム(AT)3分、前半に2得点しているFWスターリングがゴールネットを揺らして、2戦合計で大逆転に成功したかに見えた。だが、直前のプレーでトットナムのバックパスがMFベルナルドに当たって裏に流れた際に、受けたFWアグエロがオフサイドの位置にいたとVAR判定。ゴールは取り消され、大はしゃぎしていたグアルディオラ監督もぼうぜんと立ち尽くした。前半4分に先制し、一度は逆転されても後半に再逆転して流れはつかみかけていた。だがハンドの疑いがかかったトットナムの3点目はVARで認められ、最後の劇的ゴールは幻となった。マンCの悲願は無情にも“機械の目”によって来季以降に持ち越された。