【ACL】浦和 苦境続きでも槙野が自信満々の根拠

2019年04月10日 16時30分

試合に敗れしゃがみ込んだ槙野(左)

 苦境脱出の手応えとは――。サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグG組のJ1浦和は9日、ホームで全北(韓国)に0―1で敗れた。

 決勝トーナメント進出を見据えると痛恨の黒星。J1リーグ戦でも現在9位に甘んじるなど、今季開幕前に「優勝候補」と言われた予想を大きく裏切る結果が続いている。

 このままでは今季の目標に掲げるACLとJ1のタイトルから見放されそうだが、希望がないわけではない。その一つが、結果が出なかった4バックから慣れ親しんだ3バックのフォーメーションに戻したこと。DF槙野智章(31)は改善点の存在を認めた上で「今日のやり方がしっくりきた。昨年まで守備からリズムをつくることを積み上げてきて勝ちパターンにしてきた。今日は(相手の攻撃を)ある程度しのいでいたのでよかったと思う」と自信を見せた。

 この日は前半は押し込まれながらも無失点で切り抜け、後半に入ると攻撃のリズムをつかんでチャンスをつくった。ただ決定機で決めきれず敗戦の原因になったが、それも解消できる望みがある。シーズン中の過密日程を懸念するオズワルド・オリベイラ監督(68)の方針で開幕前に2試合しか練習試合をこなさなかった。このため連係不足の面もあるが、実戦を重ねるにつれてチームは成熟しつつあるのだ。

 すでに今季公式戦10試合を消化。トレーニングを含めてFW杉本健勇(26)ら新戦力との融合は確実に進んでいる。槙野は「前の選手はもどかしい気持ちでいるだろうが、流れの中でゴールが生まれることがいい薬になる」と指摘した。Jリーグ屈指のビッグクラブが、低迷から巻き返せるか。