森保ジャパンは東アジアE―1選手権第3戦(27日、愛知・豊田)で韓国に3―0で圧勝し、4大会ぶり2度目の優勝を果たした。初めてA代表でプレーしたMF藤田譲瑠チマ(20=横浜)がカタールW杯メンバー入りをアピールした。

 2024年パリ五輪世代。まだ20歳ながら堂々のパフォーマンスだった。後半4分には右サイドから絶妙なクロスでMF相馬勇紀(25=名古屋)の先制弾をアシストするなど大きな存在感を示した。「初めてのA代表で、がむしゃらに取り組もうと最初に意気込んで(合宿に)入った。目標としていた目の前の一試合一試合で、結果残すとはできたのかな」と手応えを語った。

 その上でW杯メンバー入りの可能性を示したことに「行けたらいいですけど…。そんなに簡単な壁ではないと思うので。この大会で良かったからって(W杯メンバーに)選ばれることはないと思っている」としながらも「この大会をきっかけに自信がついた。日常の積み重ねで呼ばれたらうれしい」と、期待を膨らませた。

 そのためにも自身の課題を克服する。藤田は「ボールを奪い切るところ。もっと前を向いて縦へのパスを意識していかないと…」とし、Jリーグでのさらなる成長を誓っていた。