日本代表FW前田大然(24=セルティック)が、10日のガーナ戦で代表初ゴールを決めた際に代名詞である〝アンパンマンパフォーマンス〟を行わなかった理由を明かした。

 前田はガーナ戦で3―1で迎えた後半37分に、MF伊東純也(ゲンク)からのクロスを左足で決めて代表初ゴールをマークした。

 11日に取材に応じた前田は「『パパ勝ったね~』と言われた」と愛娘から祝福を受けたというが、いつも行っているアンパンマンのパフォーマンスは封印。「1試合目(パラグアイ戦)のものを挽回したいという思いでやっていたので、もちろんパフォーマンスはしたかったけど、そういう状況じゃないというのは自分でも感じていたので。まずはしっかりゴールというところをファン、サポーターに見てほしかったので昨日はやらなかった」と説明した。

 続けて「ゴールパフォーマンスをやったり、やったらあかんというのはないと思う。でも自分の中では、まずはゴールという。しかもまだ1点取っただけというのがあったのでやらなかった」としっかり代表で存在感を示すまではパフォーマンスを自重するつもりのようだ。

 カタールW杯に向けてサバイバルは続くが「僕はまだまだだと思っている。まずは目の前の練習だったり、目の前の試合をやっていくだけだと思う。あまりそこを見ずに、しっかり目の前の1日1日をやっていきたい」と日々の積み重ねを強調した。

 今季移籍したセルティックでは大きな話題を呼んでいる前田のアンパンマンパフォーマンスを早く代表でも見たいところだ。