ウズベキスタンで開催中のU―23アジアカップ準々決勝(12日)で日韓戦が実現し、韓国では〝決戦ムード〟が高まっている。

 パリ五輪を目指すU―21日本代表はU―23アジアカップで初のタイトルを目指しており、9日に行われた1次リーグ最終戦タジキスタン戦で3―0と快勝し、次の準々決勝で宿敵韓国との対戦が決まった。

 韓国では早くも日韓戦の機運が高まっており、韓国紙「ソウル新聞」は「日本、またお前か」と挑発的な見出しで決戦を特集した。

「ファン・ソンホン監督が率いる代表チームが4強進出をかけて、宿命のライバル日本と対決を繰り広げる」とした上で、以前の〝因縁〟を指摘。「韓国と日本がU―23クラスの大会で対決を繰り広げるのは2016年大会の決勝戦以来だ。当時シン・テヨン監督が率いていた韓国は2―0とリードしていたが、後半に3ゴールを奪われて逆転負けを喫したことがある。ディフェンディングチャンピオンの韓国としては、6年前の痛恨の敗北に雪辱する絶好の機会だ」と鼻息が荒い。16年1月の同大会ではリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得した手倉森ジャパンが決勝の大舞台で韓国に劇的勝利を遂げたが、韓国は屈辱的な黒星のリベンジを期しているのだ。

 韓国メディア「エックススポーツ」も「宿命の韓日戦だ」と煽るなど日本との決戦ムードが急激に高まっており、熱戦に期待を寄せられている。

 大岩ジャパンは闘志みなぎる韓国を打ち破ることができるか。