日本代表MF南野拓実(27=リバプール)が、6日のブラジル戦(国立)で対戦が予想される所属クラブで同僚のGKアリソン(29)について語った。

 パラグアイ戦から一夜明けて3日に取材に応じた南野は、ブラジル戦でスタメンが予想される同僚のアリソンについて「僕は彼を練習から見ていて、世界一のGKだと思っている。すべてでハイレベル。足元もあるしセービングもすごいし、僕が見てきたキーパーの中で間違いなく一番レベルが高い」と普段からともにプレーしている経験を踏まえて、その実力を絶賛した。

 それでも、王国相手に南野も一歩も引くつもりはない。「彼の弱点はないと思うけど、同じチームだからこそ、もしアリが出たら負けたくないという気持ちは一層ある。そういうチャンスがあったら決めたい」とゴールを奪うことを力強く宣言した。

 森保ジャパンでは競争も激化しており、パラグアイ戦では同じポジションのMF三笘薫(サンジロワーズ)が活躍。「薫のドリブルはこのチームにとっても大きな武器だし、そういう競争はどこでもある。チームとしていいことだと思う。僕の良さを試合で出せればと思っている」と競争を歓迎し、切磋琢磨するつもりだ。

 南野は世界屈指の守護神である同僚からゴールを奪えるのか。日本の10番に期待がかかる。