森保ジャパンで主将を務めるDF吉田麻也(サンプドリア)が、6月に行われる強豪との4連戦を「最後のアピールの場」と強調した。

 日本は6月にパラグアイ戦(2日、札幌)、ブラジル戦(6日、国立)、ガーナ戦(10日、ノエスタ)、チリまたはチュニジア戦(14日、吹田)と強豪相手の4連戦に臨む。

 31日に取材に応じた吉田は「6月と9月しか(強化試合は)W杯までもうないので、戦術や戦い方。グループリーグで対戦相手がわかったうえでの親善試合なので、どういうふうに自分たちが戦っていくのか再確認する。世界のトップのチームに対してどれくらい自分たちがやれるのか、現実的にどのくらい守備的になるのか。その中で自分たちがやれることを判断していく」と語った。

 絶好の強化の場となる一方で、選手にとってはサバイバルの意味合いが濃い。

「選手間の競争という意味でも、ここが最後のアピールの場になる。そういう意味でもこの4試合は重要になってくる」と吉田。チームを仕上げていく感覚よりも、自身も含めてサバイバルに生き残るために必死というのが本音のようだ。

 吉田は今季クラブでパフォーマンスの低下が指摘されており、森保ジャパンでも主将とはいえ決して安泰ではない。今回どのようなプレーを見せるのか大きな注目が集まる。