日本代表の森保一監督(53)が、3月の活動でメンバーから外したMF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)との〝確執説〟について答えた。

 堂安は絶好調だったにもかかわらず、7大会連続のW杯決定がかかった大一番のオーストラリア戦とベトナム戦の招集メンバーから外れた。落選について堂安がメンバー発表後に自身のツイッターで「逆境大好き人間頑張りまーす!」「あ、怪我してません!!」などと投稿したことで、様ざまな憶測を呼んでいた。

 このことに関して、20日の会見で「日本では堂安選手に態度の問題があって戦力外通告のようなものを出したという噂が流れていた。そういうことがあったけど和解して戻したのか、あるいは全くそういうことがなかったのか」と質問が飛び出し、森保監督が答えた。

 指揮官は「事実ではないので、どう答えたらいいのか分からない」と堂安との確執を完全否定。その上で「みなさんは自分が見ている中で、いろんな選手を招集してほしいという基準を持っているが毎回選手を選ぶ枠は決まっている。必ず誰かを選ぶというのはすべての選手に保証できない。いい選手がたくさん日本の中にはいる。その時のコンディションや戦い方で選手は変わっていく。そこは共有させてもらいたい」と個人的な感情ではなく、勝利するために明確な基準のもとで選考していることを強調した。

 憶測を払拭して、堂安が再び今回の活動でレギュラーの座を狙っていくことになりそうだ。