日本代表の森保一監督(53)が、〝和製ハーランド〟として注目を集めるU―21日本代表FW中島大嘉(19=札幌)を絶賛してA代表入りにも期待を寄せた。

 17日に取材に応じた森保監督は、9日から11日にかけて行われたパリ五輪世代の候補合宿の視察を振り返り「A代表を目標に日々努力をしてほしい。Uー21の試合だから見ているということではなくて、常にA代表の扉も開いているので、結果次第ではアンダーカテゴリーではなくてフル代表にいつでも入ってこれる可能性があると思う」と有望株たちを高く評価した。

 その中でも、規格外の怪物ストライカーとして注目を集めた中島に言及。「存在感は間違いなくある。我々も期待している選手の一人。(札幌監督の)ペトロビッチさんに認めてもらえれば、間違いなく日本代表につながってくる。まずはミシャさん(ペトロビッチ監督の愛称)に認めてもらって、スタート(先発)から出て得点を決める、そしてチームを勝たせる存在感を見せつけてほしい。すごく期待している」とその潜在能力の高さにゾッコンの様子だ。

 まずは国内組で臨む7月の東アジアE―1選手権(豊田)での招集に向けて期待が高まるが、1トップの大型FWの人材が乏しい現状を考えると、今後の活躍次第ではカタールW杯で最大の秘密兵器になるかもしれない。