【サッカー女子W杯】なでしこ オウンゴールで2大会連続決勝進出

2015年07月02日 09時59分

【カナダ・エドモントン1日(日本時間2日)発】カナダ女子W杯準決勝は、なでしこジャパンがイングランドに2―1で勝ち、2大会連続の決勝進出を決めた。前半にMF宮間あや(30=岡山湯郷)のPKで先制したものの、前半終了直前に“疑惑のPK”をとられて同点に追いつかれる苦しい展開。だが後半終了間際に相手のオウンゴールで勝ち越し、そのまま逃げ切った。米国との決勝は5日午後5時(同6日午前8時)にバンクーバーで行われる。

 佐々木則夫監督(57)が選んだ先発メンバー11人は、準々決勝のオーストラリア戦と同じ。過去4試合戦って2分け2敗と相性の悪い相手に対しても、前日会見で「今回は負ける気がしない」と強気発言を繰り返した指揮官は笑顔で選手たちを送り出し、決勝を目指してキックオフを迎えた。

 開始直後、なでしこはいきなり大ピンチ。イングランドは前線でパスを受けたFWテイラーがワントラップで反転し、DF熊谷紗希(24=リヨン)の頭を越してそのままシュート。ボールはゴールのわずか左に外れたが、相手のパワーと技術の高さに肝を冷やした。

 なでしこ待望の先制点は前半33分だった。岩清水からのロングフィードに、守備ラインの裏をとった今大会の“シンデレラガール”の有吉がエリア内でDFラファティに倒されてPKを獲得。これを宮間がゴール左隅に決めた。

 だが41分、相手のCKからのこぼれ球をクリアしきれず、FW大儀見優季(27=ボルフスブルク)が相手を倒したと判定されPKを献上。MFウィリアムズに決められて追いつかれた。相手のシミュレーションにも見えたが、微妙な判定に泣かされた。

 後半、両チームともメンバー変更はなし。だがなでしこジャパンは防戦一方で、18分にはゴール右からFWダガンにシュートを打たれたが、クロスバーを直撃。その1分後、途中出場のFWホワイトにミドルシュートを打たれたが、GK海堀あゆみ(28=INAC神戸)が横っ跳びで好セーブ。21分にはCKからヘディングシュート浴びたが、わずかに左に外れて事なきを得た。

 同25分、FW大野忍(31=INAC神戸)に代えて、オーストラリア戦決勝ゴールのFW岩渕真奈(22=バイエルン・ミュンヘン)を投入。27分にいきなり左サイドを切り裂き、チャンスを演出した。

 その後は一進一退の攻防だったが、後半アディショナルタイム2分、右MF川澄奈穂美(29=INAC神戸)のグラウンダーのクロスをイングランドDFバセットがクリアミス。ボールはそのままゴールに吸い込まれ、思わぬ形でなでしこに勝ち越し点が入った。そのまま試合終了の笛。なでしこは4年前に続き、決勝の舞台に進むことになった。