日本代表MF南野拓実(27=リバプール)が、名門でプレーし続けることの重要性を強調した。

 カタールW杯アジア最終予選ベトナム戦(29日、埼玉)を前に、28日にオンラインで取材に応じた南野。代表では10番を背負って中心的な存在だが、所属するリバプールは世界屈指の強豪ということもあり、なかなか思うように出場機会を増やせていない。

 南野は「(リバプールでは)常にチャンスがあるわけじゃない。少ないチャンスをものしていければ」と厳しい状況を認めつつも、世界トップクラスの選手と日頃から切磋琢磨する環境を強調する。

「インテンシティーの部分では、アジア予選より高い。リーグ戦であったり。そういう部分で、次のW杯で本当にレベルが上がった相手と試合をする時に必要になってくると思う。コンスタントに試合に出続けられるように、いいアピールをしたい」と世界を体感することで、代表チームにもさまざまな形で還元できると考えている。

 リバプールでのレギュラー奪取へ向けて歩みを止めるつもりはなく「プラスアルファでトレーニングするとか。あとは与えられたチャンスをいかにものにできるかしかない」とたゆまぬ努力を続ける覚悟だ。

 名門でレベルアップしてW杯で大活躍する姿を見せられるか。