日本代表MF柴崎岳(29=レガネス)が復権へ静かに闘志を燃やした。

 森保ジャパンの中盤で不動の地位を築いていたが、0―1で敗れた昨年10月のカタールW杯アジア最終予選サウジアラビア戦で失点につながるパスミスを犯してから、明らかに序列が低下。11月の最終予選オーストラリア戦から、3枚の中盤はアンカーのMF遠藤航(シュツットガルト)にMF守田英正(サンタクララ)とMF田中碧(デュセルドルフ)がインサイドハーフを務める形が定着した。

 直近3試合は途中出場もなかった柴崎は28日にオンライン取材で「自分のプレータイムが少なかろうと、チームがいい方向に進むというところも念頭に置いて代表期間中は過ごしている」と強調。その上で本番に向けては「チームの勝利のためにプレーしていくのは変わらない。近々(1次リーグの)相手も決まって、いろいろな想定をしたメンバーになるけど、メンバーに入っていけるように努力していきたい」と本戦を見据えた。

 まずは出場が見込まれる最終予選ベトナム戦(29日、埼スタ)で結果を残したいところだ。