日本代表の主将を務めるDF吉田麻也(33=サンプドリア)が、カタールW杯アジア最終予選の苦戦により森保ジャパンへ向けられた批判について言及した。

 勝てばW杯出場が決まる大一番となるオーストラリア戦を前にして、23日に取材に応じた吉田。最終予選の序盤の苦戦などで森保ジャパンに対して猛烈な批判の声が高まったことに見解を示した。

「精神的にしんどくしてしまったのは自分たちだなと。自分たちの最初の滑り出しがよくなかったことで批判の声も大きくなったし、自分たち自身も追い込まれた。自分たちでまいた種だなと思っている」振り返った。

 その上で、高まる批判との向き合い方について持論を展開。「日本代表チームは一番矢面に立つ場所だと思うし、仕方ないというか、それをいい形に変えられたんじゃないか。そういうハングリーさがアスリートには必要。こういう時代なので、すごくねちっこい批判が多くなるけど、あまり気にせず自分たちがやらなきゃいけないことに集中する」とSNSなどが主流になり誹謗中傷なども含めてさまざまな声が届きやすくなった環境の中でもプレーに集中することの重要性を強調した。

 そして「下の世代の選手は気にすることも多いかもしれない。そういうのも力に変えていくことも大切」と批判に慣れていない若手に向けて代表戦士としての心構えを説いた。

 多くの批判を浴びた森保ジャパンだが、無事にW杯出場権をつかみ取れるか。