日本代表の森保一監督(53)が、反抗的な態度を取った一部選手を干しているとの説に見解を示した。

 日本サッカー協会は16日に、カタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(24日、シドニー)とベトナム戦(29日、埼玉)に臨む森保ジャパンのメンバー27人を発表した。

 メンバー発表会見では、一部の選手が好調にもかかわらず選外となったのは代表活動においてポジティブではない発言や態度があったことが原因なのかという趣旨の質問が出た。これまで森保ジャパンの選考を巡っては、反抗的な言動があったことで選ばれていない選手がいるとの指摘が一部であったためだ。

 これに対して森保監督は「選手がネガティブな発言をしたというのは私には分からないが、私はそういうことがあったから選考に影響が出ているとは思っていないし、やっていない」と〝一部選手を干している説〟を否定。

 その上で好調でも選外となっている選手がいることについて「あくまでも今回勝つために選手を選んで招集している。毎回、招集できる人数が限られている。同じポジションにいい選手がいたりなどで選べない選手もいる。今回はこれがベストだが、次、そしてその先はメンバーの編成が変わることはありうる」と現時点での実力や状態を重視して選考していると強調した。

 森保監督は選考において偏見なく、実力至上主義を貫いているようだ。