
森保ジャパンの大抜てきへ向けて〝パリ世代〟のJリーガーがアピール合戦だ。
日本代表はアジア最終予選の次戦オーストラリア戦(24日、シドニー)で勝利すれば7大会連続のW杯出場が決まる。いよいよ大舞台が見えてくる中で、出場決定後には新たなサバイバルが始まる。森保一監督はW杯に向けて新戦力の抜てきや、本大会直前に好調な選手の登用に意欲を見せているからだ。
そうした状況で迎えた今季のJリーグでは若手、特に2024年パリ五輪を目指す世代の活躍が目立っている。6日に行われたJ1では、すでに1月の代表合宿に招集された鹿島のFW荒木遼太郎(20)が柏戦で決勝ゴール。「今日は相手とかポジションとか関係なく、ゴールしか頭になかったので、ゴールを決めるという意識でいました」と貪欲な姿勢を見せた。
川崎のFW宮城天(20)はG大阪戦で今季初ゴール。「練習からあの形は得意としていましたし、カットインからシュートは得意な形。無意識に出た」と自信を深めている。
また、FC東京で大物ルーキーとして注目を集めるMF松木玖生(18)はC大阪戦でフル出場し、FW紺野和也の決勝点の起点になるなど大活躍。1―0の勝利の立役者となり、アルベル監督も「若手選手の一人、玖生は素晴らしい形でチームに貢献してくれた」と絶賛した。この試合にはC大阪で天才の呼び声高いFW北野颯太(17)も先発してたぐいまれな攻撃センスを見せつけた。
森保ジャパンの〝シンデレラボーイ〟となるのは誰か。若手の台頭に期待が高まる。
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