欧州視察を終えて帰国した日本代表の森保一監督(53)が25日、リモート取材に応じ、ベルギー1部シントトロイデンに加入した元日本代表で10番を背負ったMF香川真司(32)と会談したことを明かした。

 今回の視察では10人以上の海外組と面談した森保監督は「ベルギーでは香川真司と会った」と語り「いい顔をしていた。プレーできる喜びを感じた。これまで(ギリシャ1部PAOK)試合する機会に恵まれなかったから、試合感覚を取り戻している充実感が伝わってきた」と、好感触を得ているようだ。

 シントトロイデンには日本選手が6人所属している中、面談したのは香川だけ。指揮官はタイミングが合わなかったと説明したが、これまでの欧州視察の際も何度か元10番と対面しているとし、U―20日本代表のコーチ時代から指導しているだけに特別な存在ともいえそうだ。森保監督は「本人が代表への思いを持ち、成長したいと考えているとか、情熱が聞けてうれしかった」と語っている。

 香川はかねて11月開幕のカタールW杯出場を目標に掲げており、ここから調子を取り戻し、森保ジャパン復帰を実現したいところだ。