今週末から欧州視察を行う日本代表の森保一監督(53)が、スコットランド1部セルティックで大活躍しているMF旗手怜央(24)を絶賛した。

 10日に取材に応じた森保監督は、今週末から実施する欧州視察について説明。「まず明日出発して12、13日にJFAオフィスのあるデュッセルドルフから車で行けるところに行く。デュッセルドルフ―シャルケ戦があり、両チームに日本人選手がいるので見ようかなと。けが人の選手にも会って来たい。1、2月に招集した全員、これまで活動に招集してきた選手全員にできれば会ってきたい」と可能なかぎり多くの選手と直接面談する方針だ。

 特に「イングランド、イタリアは行きたい」と負傷で1、2月のカタールW杯アジア最終予選への招集を見送ったDF吉田麻也(サンプドリア)とDF冨安健洋(アーセナル)は優先的に訪問する予定だ。

 また、スコットランドで大ブレークしている旗手に関しても言及。「彼が活躍しているのはうれしく思っている。セルティックで成長というようりも、大きな目標をもって移籍して、その思いがプレーに表れている。見ていてうれしい。今まで彼が積み上げてきたもの、川崎で優勝しなければいけないというプレッシャーの中で、メンタル的にもフィジカル的にも戦術的にもレベルアップした」と高く評価した。

 さらに「大学生の頃から見ているが(代表)チームの中ではラージグループにいるが安定してチームの活動に加わっていたわけではない中で、モチベーションを落とさず結果につながってきたことがうれしい。彼が粘り強く目標に向かって食らいついていく中で、成長して結果を出しているのはうれしいかぎり」とその活躍ぶりに目を細めていた。