日本代表DF板倉滉(25=シャルケ)が攻撃面でも存在感発揮を目指している。

 27日のカタールW杯最終予選中国戦(埼スタ)はセンターバックの一角として2―0の完封勝利に貢献。2月1日の最終予選サウジアラビア戦(埼スタ)での期待が高まる中、29日のオンライン取材で板倉はセットプレーからの得点について「常に点を取りたい気持ちは持っている。セットプレーからの得点は武器になるし、狙っていきたい」と意欲を見せた。

 U―24日本代表として昨年3月29日にU―24アルゼンチン代表戦に臨んだときには、MF久保建英のCKに頭で合わせて2得点をたたき出し、3―0の勝利に貢献。A代表でもこのような再現は常に意識。2月1日の最終予選サウジアラビア戦では本職の守備面を完璧にこなすだけでなく、チャンスがあればゴールも取りにいこうとしているのだ。

 歴代A代表のセンターバックでも中沢佑二氏が通算17得点を挙げてセンターバックではトップの数字を残している。今回は負傷で不在だが、DF吉田麻也(サンプドリア)も11ゴールをマーク。点も取れるセンターバックがチームのピンチを救ってきたシーンは少なくない。板倉も〝その域〟に到達することができるか。