日本サッカー協会の田嶋幸三会長が、27日に行われたカタールW杯アジア最終予選の中国戦で2―0と快勝した森保ジャパンの戦いぶりを称賛した。

 ホームで危なげない快勝を受け、試合後に田嶋会長は「ケガで数名の選手たちが参加できなかった中、森保監督がしっかりとチームをまとめ、全員で勝ち点3をしっかりと取ったことに感謝したい」とまずはチームを勝利に導いた指揮官や選手の労をねぎらった。

 そのうえで「欲を言えば、全員がさらに得点が欲しかったと思うが、失点をゼロに抑えて2―0で試合を終えたことが大切なことだと思う」と完封勝利を高く評価。さらに「日本でしっかりとキャンプをすることで、今日の試合ではリスタートの工夫が見られたと思う」と課題だったセットプレーなどが大きく改善したことを強調した。

 次戦の首位サウジアラビア戦(2月1日、埼玉)はW杯の出場権を大きく左右する天王山。「まずはしっかりと休養を取り、コンディションを整えて次のサウジアラビア戦に臨んでほしい」とゲキを飛ばした。

 協会と森保ジャパンが一体となって大一番での勝利をつかみにいく。