森保ジャパンの国内組合宿で〝スーパー高校生〟のDFチェイス・アンリ(17=尚志高)に〝休養指令〟だ。

 日本代表の国内組合宿が20日に千葉県内で行われ、翌日の練習試合に備えて10対10での紅白戦のほか、セットプレーを入念に確認するなど約1時間のメニューをこなした。

 トレーニングパートナーの立場ながら連日存在感を発揮してアピールを続けていたチェイスは、同じくパートナーとして参加しているFW佐藤恵允(明大)とともに練習することなくピッチで見学。合宿4日目にして初めて練習を〝回避〟した。

 日本サッカー協会の広報担当者によると、2人とも連日にわたる強度の高い練習により足に違和感があり、大事を取って練習を行わなかった。けがなどではないため練習をしようと思えばできたが、日本で最高峰の選手たちが集まる合宿に初参加していることでその負荷は想像を絶するもの。森保一監督らスタッフの判断で負傷のリスクを減らすため、休養の措置が取られた。

 超逸材とはいえ、まだ17歳のチェイス。まずは代表レベルの体力を身に付けていくことが当面の課題となりそうだ。