池田太監督を迎えた新生なでしこジャパンが23日からオランダ遠征での練習を開始し、次期エースの期待がかかるMF長谷川唯(24=ウェストハム)がリーダーとしての自覚を強調した。

 なでしこジャパンは25日にアイスランド、29日にオランダと対戦する。決戦を控え、23日にオンラインで取材に応じた長谷川は「自分も経験を積んできた中で、サッカーに対する知識も増えてきた。試合数やいろいろな監督とサッカーをして得たことなので、それを伝えなければいけないということは感じている」と、これまで積み上げてきた経験をチームへ還元することに意欲を見せた。

 長谷川は昨季イタリアの名門ACミランで活躍、そして今季はイングランドの古豪ウェストハムでプレーしている。世界からも注目される存在になりつつあり、今後はなでしこジャパンの顔として期待が高まる。

「まずはプレーで示すことが大事。自分のプレーをやってコミュニケーションを取って、考え方をその状況でチームで1つにする。自分が材料というか、そういうところになれれば」と日本が世界の強豪と渡り合うためにピッチ内外で貢献する覚悟だ。

 なでしこが誇るストライカーがまずは池田ジャパンの初陣で存在感を見せる。