日本サッカー協会が19日、池田太監督(51)の初陣となる国際親善試合アイスランド戦(25日、アルメレ)とオランダ戦(29日、ハーグ)に臨むなでしこジャパンのメンバー23人を発表した。

 東京五輪メンバーを中心に、これまで主力を担ってきたFW岩渕真奈(アーセナル)やDF熊谷紗希(バイエルン・ミュンヘン)ら海外組も招集された。一方で代表初選出はゼロだった。

 池田監督はメンバー選考の意図について「いろんなメンバーの組み合わせも含めて、特別何か若返りを図るとかそういうわけではない」と性急な世代交代はせず、実力をじっくりと見極めていく構え。「日々のパフォーマンスと組み合わせ、ポジションバランス、そういったところのトータル的な選考。そしてコンセプトのアグレッシブさを求めていく中で今回のメンバーを選んだ」とチームとして機能することを重視した。

 2019年W杯は16強、今夏の東京五輪は8強でそれぞれ敗退と欧米の強豪国との差が広がりつつあるなでしこジャパン。完全実力主義で〝勝てるチーム〟を目指す。