日本代表の森保一監督(53)が、カタールW杯アジア最終予選ベトナム戦(11日、ハノイ)で〝合流遅れ組〟も先発起用の方針を示した。

 今回の試合を迎えるにあたっては、DF吉田麻也、DF冨安健洋、MF原口元気、MF伊東純也、MF南野拓実、MF鎌田大地、MF堂安律、FW古橋亨梧ら11人の欧州組が乗ったオランダ発のチャーター機が、ロシアで給油トラブルに見舞われて足止め。約12時間も遅れて9日夜に現地に到着した。わずか1回しか練習できない上にコンディション面も懸念される状況だ。

 たが10日に会見を行った森保監督は「機内にとどまるのはストレスだと思っていたが、選手はそれぞれ工夫してリラックスし、『いい休養がとれた』と聞いている。練習はできなかったが、疲労がとれたことは前向きに受け取っている」。その上で「(ベトナム戦は)プレーできるということで考えたい。最終的には練習を見て決めたいが、アクシデントの中でも、選手たちは所属クラブで存在感を発揮して代表に選ばれている。体調が回復してくれれば、チームの力になってくれると思う」と期待した。