日本代表GK権田修一(32=清水)が、自腹で各欧州リーグ中継をチェックし、仲間へのサポートを心掛けている。

 サッカーのカタールW杯アジア最終予選ベトナム戦(11日)に向け、現地入りした権田は8日、オンライン取材に応じた。チーム内での自身の役割を問われると、〝研究熱心〟な姿勢が明らかに。

「サッカーを見るのが好きで、みんながどんなプレーしているのかなと、欧州の試合を見るほう。ドイツリーグのためにスカパー入ったし、いろんなところと契約して。極力、みんながどういうプレーをしているのか、ポジションなのかチェックするようにしている」と、各リーグに散らばる海外組のプレーをマメに分析。「普段しているプレーは出やすいと思うので、代表で求められて役割が変わるところがあったら、そういうところを細かく伝えてあげたい」と、仲間のために代表でのプレーに役立つアドバイスをするよう心掛けているという。

 また「初招集や、そうではないが、今のメンバーだと初めてという選手もいる。気持ちよくプレーできるよう、リスタートの部分とかも確認をしてあげたい」と、サンジロワーズのMF三笘薫や、国内組で最終予選では初招集のFW前田大然(横浜M)らもチームで困らぬよう、手助けする意向を明かした。

 ベトナム入りした際には、空港で地元ファンから記念写真を求められるなど、サッカー熱の高さを感じたという。「僕のイメージでは、ベトナムしっかり攻めてくると思うし、僕ら対策で引いてブロックは作ると思うが、引いてゼロゼロ狙うチームではない。最善の準備をすることが大事だと思う」と気を引き締めた。