大韓サッカー協会が3日、韓国代表のカタールW杯アジア最終予選アラブ首長国連邦(UAE)戦(高陽)戦で観客の入場制限を撤廃して収容率を100%に引き上げると発表した。

 韓国紙「仁川日報」など現地メディアが一斉に報道。新型コロナ禍では初の措置で、観客はワクチン接種者を対象としている。

 大韓サッカー協会は「UAE戦のチケットを5日から販売する。防疫当局の段階的な日常の回復政策の第1段階の推進案の発表により、全席を新種コロナウイルス感染症のワクチン接種者のエリアとして運営する」と説明。会場となる高陽スタジアムの座席約3万5000席を販売する見込みだ。

 すべての観客は身分証明書とともにワクチン接種完了後2週間が経過したか、48時間以内に行ったPCR検査で陰性確認を受けた証明書を持参しなければならない。18歳以下や何らかの理由でワクチンを接種できない人は身分証の提示や、接種が不可能な所見書の提示が求められる。

 韓国での100%入場は日本でも参考になりそうで、今後の森保ジャパンの試合開催にも影響が出てきそうだ。