元・異色Jリーガーが緊急提言「選手会の声明で『森保監督を解任させるべき』と言っていいと思う」

2021年10月16日 05時15分

元Jリーガーとしての見解を語った安彦考真氏(東スポWeb)
元Jリーガーとしての見解を語った安彦考真氏(東スポWeb)

 本当にこのままで大丈夫なのか。森保ジャパンは12日に行われたカタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(埼スタ)で2―1と勝利を収めて7大会連続のW杯出場へ望みをつないだが、依然として苦しい状況が続いている。そんな中、「年俸120円Jリーガー」としてJ3YSCC横浜などでプレーし、現在は格闘家に転身した安彦考真氏(43)が緊急提言。異色の挑戦者ならではの視点で日本サッカー界の問題点を斬った。


 危機感は募るばかりだ。安彦氏は年収1000万円を超えるエリートサラリーマンだったものの、39歳でJリーグへの挑戦を決意。Jリーグで3季プレーした後は、格闘家として「RIZIN」の出場を目指している。「ゼロにすることで新しい世界が見える」と、周囲が驚くような人生を自らの足で切り開いてきた。

 一方、日本サッカー界は1998年フランスW杯以降、6大会連続でW杯に出場。日本サッカー協会は「2050年W杯優勝」を高らかに宣言しているが、ベスト16の壁を越えたことはない。さらに、カタールW杯アジア最終予選ではすでに2敗。W杯出場に〝黄色信号〟が点灯するなど、近年は進化を遂げていると言い難いのが現状だ。

 この状況を安彦氏は「日本サッカー界が衰退する危機じゃないですか。W杯に出られなかったら、FIFAランキングが下がる。つまり、日本サッカーの価値が下がるってこと。今後のAマッチの対戦国として呼べる国も変わってくる」と頭を抱えた上で「サッカーの価値が下がるってことは、現役のJリーガーが一番ダメージを受ける。サッカーの価値が落ちればセカンドキャリアだって見つけにくくなる」と不安を口にした。

 では、どのような形で改革を進めるべきなのか。安彦氏は「JリーガーになれるのはJリーグの舞台があるからなのに、恩恵を受けているJリーガーたちが未来に何かを残していこうという当事者意識がないので、衰退していくに決まっている。個人や選手会も積極的に発信しないといけない」と語気を強める。

 まさしく今は、日本サッカー界の分岐点。「Jリーガーとして何かできることはないかと、なぜ言わないのか。例えば、必要であれば選手会の声明で『森保一監督を解任させるべき』と言ってもいいと思う。それは森保さんへの批判じゃなくて、日本の未来のためであって、次の未来のために必要な意見を選手たちで募っていけばいい」と訴えた。

 実際に日本代表の不振もあり、サッカーへの注目度は下がり気味。安彦氏は「W杯最終予選のアウェーの試合を民放でやっていないし、ニュースでもW杯最終予選より野球の方が取り上げられている。それだけ興味が持たれていないのが現状なのに、W杯を逃してしまうと(衰退に)拍車がかかってしまう」と懸念している。

 日本サッカー界は、このまま「冬の時代」に突入してしまうのか。いよいよ待ったなしの状況と言えそうだ。

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