森保ジャパンのカタールW杯アジア最終予選の大一番となるアウェーのサウジアラビア戦(7日)の収容人数が突如100%へ引き上げられることになった。

 アウェーのサウジアラビア戦を巡っては、新型コロナウイルスの感染対策として当初は収容率の上限を設ける見込みで9月28日の日本代表メンバー発表会見で反町康治技術委員長は「スタジアムは(最大収容人数の)60%入ると聞いている。5万人収容なので、完全アウェーという形になる」と3万人の観衆は入ると想定されていた。

 しかし試合前日になって状況が一変した。日本サッカー協会の広報担当者は「ちょうどいまマッチコミッショナーとミーティングする機会があって、参加した担当者が(収容率が)100%になったと話をしていたので間違いないと思う」と急きょ変更があったと説明。チケットの売れ行きにもよるが、満員の5万人の大観衆がスタジアムに押し寄せる可能性が高まり、まさに〝完全アウェー〟となりそうだ。

 メンバー発表時に反町委員長は観客の感染対策について「マスクをしているかというとそうでもない感じなので、日本みたいに手拍子だけでやるのではなく我々にとってはアウェー感が強くなるのでは」との見解を示しており、日本では感染対策のため禁止されている声援や合唱なども〝解禁〟される公算が高い。

 森保ジャパンにとっては極めて過酷な一戦となりそうだ。