日本サッカー協会の田嶋幸三会長が、カタールW杯アジア最終予選を戦っている日本代表の森保一監督(53)への全面支援を呼びかけた。

 日本サッカー協会が10日に設立100周年記念イベントを開催し、1968年メキシコ五輪で日本のエースとして銅メダル獲得に導いた釜本邦茂氏、日本代表監督を務めたジーコ氏や岡田武史氏、かつて日本代表を支えたラモス瑠偉氏や、現役のカズこと元日本代表FW三浦知良(横浜FC)などそうそうたる顔ぶれが集結した。

 日本サッカー界の重鎮たちの前で演説した田嶋会長は、7大会連続のW杯出場を目指す日本代表の戦いにも言及。格下のオマーンにホームでまさかの黒星を喫し、中国戦でも1―0と辛勝したものの低調な内容だったことから、森保監督への風当たりが強くなっているが「10月はW杯予選でグループ1位のサウジアラビア、2位のオーストラリアと戦う。前半の大きな山場です。森保監督を皆でサポートし、この2つの試合をしっかりと戦いたい」と、重鎮たちの前で森保監督への全幅の信頼を断言。日本サッカー界全体による支援を呼びかけた。

 協会からの全面バックアップを受けて森保ジャパンが、W杯出場を大きく左右する10月決戦に臨む。