元日本代表監督の岡田武史氏(65)が売り出し中のMF古橋亨梧(26=セルティック)の起用法を疑問視した。

 カタールW杯アジア最終予選の中国戦(7日=日本時間8日)を1―0で制した森保ジャパンの古橋は左サイドでスタメン出場。今夏スコットランド・プレミアリーグのセルティックに移籍後、9試合で7ゴールと絶好調とあって、森保一監督はトップ下に起用した久保とともに低迷打破の切り札としてスタメンに抜てきした。

 ただ、同戦を中継したスポーツ動画配信大手「DAZN」にゲスト出演した岡田氏は試合中に古橋について「真ん中でやっているイメージなので。サイドで張っているイメージはない」と指摘し、セルティックと同じように、古橋を中央のポジションでプレーさせる方が望ましいとの見解を示した。

 実際に古橋は左サイドから積極的に仕掛けるものの周囲とのコンビネーションも含めて、効果的なプレーは少なく、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。しかも右ヒザを痛めた模様で、後半5分に交代した。

 ネット上でも「何で左サイド?」「古橋を生かせず、負傷させてセルティックは怒っている」「古橋は2トップの一角で使ってほしかった」「左サイドやらせて(セルティックの)ポステコ(グルー監督)が怒るぞ」などと、起用法について批判的な意見が書き込まれていたが、負傷の状態と今後の起用法が気になるところだ。