森保ジャパンに追加招集されたFWオナイウ阿道(25=トゥールーズ)が〝10番代行〟で森保ジャパンの救世主を目指す。

 負傷したMF南野拓実(26=リバプール)に代わって緊急招集されたオナイウが6日、オンラインで取材に応じた。初戦のオマーン戦で完封されて得点力不足が課題のチーム状況にあって、フランスで好調のオナイウは心強い加勢となる。期待は高まるが「気負いはせず、僕はスーパースターで来ているわけではないので。僕一人でどうにかできることだと思っていない」と自然体を強調。「まずはチームとして絶対勝つことを意識して、貢献できるようにという思いで来た」と決意を口にした。

 南野に代わって背番号10の大役も務める。

「もちろん特別な番号だと思うし、どういう形にせよ付けて試合に臨めることは光栄。自分らしさを出せたらいいかな」とオナイウ流の10番像を大一番で表現する覚悟だ。

 2次予選ではハットトリックを達成するなど爆発力はチーム随一。「チームとしてやっていることを意識しながらゴールにつながった。一人ひとり特徴や能力は違う。自分らしさを常に意識しながらやれれば結果にもつながる。自分の特長を消さないようにやっていきたい」と気負うことなく自分本来のプレーで勝利に導くつもりだ。

 急成長を遂げるストライカーが窮地の森保ジャパンの最終兵器になる。