選手も呆然だ。カタールW杯アジア最終予選オマーン戦(2日、吹田)で、日本は0―1と屈辱の敗戦。まさかの黒星スタートとなった。

 引いて守りを固めるオマーン相手に苦戦を強いられた中、0―0で迎えた後半43分に痛恨の失点。最後までリズムをつかむことができず、DF吉田麻也(サンプドリア)は「負けるべくして負けたと思う。テンポも良くなかったし、コンビネーションも良くなかった。もっと思い切ってプレーしないといけない。次は必ず勝ち点3を取らないといけない」と顔をしかめた。

 長年課題とされてきた決定力不足が改めて露呈。DF長友佑都は「相手が引いて守ってきていたので、前半から相手のブロックを崩すことができなかった。後半も修正できずに1失点してやられて負けた。ありえない敗戦だと思う」と猛省。MF柴崎岳(レガネス)は「中央を固めてくるのは事前の情報からあった。サイドからしっかり崩していけるようにと思ったが、クロスが必要なところで上がらなかった」と悔しさをにじませた。