【森保ジャパン】7大会連続出場へ死角 攻撃陣のリーダー不在

2021年08月31日 11時00分

本田圭佑
本田圭佑

 7大会連続のW杯出場を目指す森保ジャパンの“死角”とは――。日本代表はカタールW杯アジア最終予選の初戦オマーン戦(9月2日、吹田)に向けて30日から大阪で合宿を開始。充実のメンバーで万全を期す一方で、攻撃陣のリーダー不在は気がかりな要素だ。

 初日の練習には17選手が参加し、欧州組のMF南野拓実(26=リバプール)やMF久保建英(20=マジョルカ)、国内組となったFW大迫勇也(31=神戸)らが軽めのメニューで調整した。

 いよいよ始まるW杯切符をかけた最終決戦。オンラインで取材に応じたDF長友佑都(34)は「緊張感も相手のレベルも、2次予選とは別物になる。経験ある選手だけで固めても難しいし、フレッシュな若い選手だけでも緊張感ある戦いでは一つボロが出るとそこを突かれてしまう」と過去の経験を踏まえて厳しい戦いになることを強調。ライバル各国は特にアジア最上位の日本に対して包囲網を張ってくるため、過酷な試合が待ち受けている。

 そうした中で不安視されるのが、攻撃陣で強力なリーダーシップを持った選手の不在だ。Jクラブ関係者からは「日本は実力は間違いなく上だが、最終予選はタフでメンタルが重要な戦いになる。これまではカリスマ性があったり周りを強く引っ張る選手がいたが、今の代表は少しおとなしい感じがする。苦しい時にうまく乗り越えられるか」と指摘する声が出ている。

 現在の森保ジャパンにも主将のDF吉田麻也(33=サンプドリア)を始め、GK川島永嗣(38=ストラスブール)や長友らリーダーシップを発揮する選手はいる。ただ“人材難”なのが攻撃陣だ。以前はチーム内外で大きな影響力を持っていたMF本田圭佑(35)を筆頭に、MF香川真司(32=PAOK)がエースの責任感を強く意識して行動し、FW岡崎慎司(35)も強い発信力で仲間を鼓舞。周囲をけん引する頼もしいリーダー格の人材が豊富だった。

 一方で、現在エース格の南野や大迫は実力は折り紙つきながら“背中で見せる”タイプ。積極的にリーダーシップを発揮するわけではない。窮地に陥った時に、精神的支柱となる存在が攻撃陣で手薄なのは不安要素になるというわけだ。最終予選を勝ち抜くために必要なニューリーダーの誕生が待望される。

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