カタールW杯アジア最終予選オマーン戦(9月2日、大阪)に臨む日本代表は30日、大阪市内に集合し、合宿をスタートさせた。オンライン取材に応じたGK権田修一(32=清水)は予選突破のカギはチームの雰囲気にあると指摘した。

 ベテランの域に入ってきた権田は前々大会のブラジルW杯アジア最終予選について「みんなが上に行きたいという気持ちを持っていたし、W杯でステップアップしたがっていた」とし「そうした個人(力)がチームに還元されていたので、そこを大事にしながら同じ方向を向くことが大事になる」と振り返った。

 当時は選手個々がサッカー界で成り上がりたいと願う野心と、代表チームのレベルアップがかみ合ったが、個性の強い選手が多く、一歩間違えば空中分解する可能性もあった。それだけに権田は「雰囲気が大事になってくる。普段クラブで出ているけど、代表で試合に出られないという選手も多いと思うので、そういう空気をトレーニングからつくっていく」と、予選突破に向けてイレブンが不満をため込まないように取り組んでいく。

 初戦オマーン戦に向けて「森保監督も言っているけど自分たちがアクションすることが大事。負けてはいけないというプレッシャーはかかるけど勝てると信じている」と必勝を誓っていた。