日本代表FW大迫勇也(31=神戸)が、来年のカタールW杯に向けてJリーグ復帰のメリットを強調した。

 森保ジャパンはW杯アジア最終予選の初戦オマーン戦(吹田)に向けて、30日から大阪で合宿を開始。大迫がオンラインで取材に応じた。

 今夏に神戸へ電撃移籍して大きな話題を呼んだが、現在の代表チームは欧州組が大半を占める中でJリーグでプレーする意味について力説した。

「Jリーグも決してレベルが低いリーグじゃないし、難しいリーグ。そこは自分も成長できるチャンスだし、そこでしっかり結果を出せば自信もついてくる。そこは何も心配していない。プラスの部分も大きい」と成長が期待できる場と分析。

 また、欧州クラブに所属していた時は長距離移動や時差によってコンディション維持も難しかったが「そこはすごく楽。比べ物にならないくらい楽。時差もないのですごくプラス」と国内組になることで代表で実力を発揮しやすくなるメリットを強調した。

 神戸ではエースとして期待される。「前でコンスタントに使ってもらえる。得点を取り続けたい。そうすれば自然と日本代表でもさらに得点を取れるチャンスが増えてくる」と希望する最前線のポジションで出場機会が増えることで、ストライカーとしてさらに実力を磨けると自信を持っている。

 そうした点を踏まえて「基本的に代表はクラブの延長線上にある。クラブでしっかり活躍しないと呼ばれない所。今回は今までの実績があって招集してもらえたけど、これから先は結果を出し続けていかないといけない」と神戸での活躍をW杯につなげることを誓った。