アギーレ監督解任に“徹底抗戦” 協会に対し2つの反撃

2015年01月18日 11時00分

【オーストラリア・ブリスベン16日発】“疑惑の指揮官”が反撃に打って出る。サッカー日本代表はアジアカップ1次リーグD組第2戦でイラク代表にFW本田圭佑(28=ACミラン)のPK弾で1―0と勝ち、2連勝を飾った。決勝トーナメント進出は最終ヨルダン戦(20日、メルボルン)に持ち越しとなったが、注目はやはり八百長疑惑の渦中にいるハビエル・アギーレ監督(56)の動向。日本サッカー協会は解任への動きを加速させるなか、指揮官は“徹底抗戦”の構えを見せているのだ。

 

 

 再三のチャンスを生かせなかったものの、FW本田のPK弾を守りきって2連勝。準々決勝進出に王手をかけた。キャプテンのMF長谷部誠(30=Eフランクフルト)は「3―0で勝たなきゃいけない試合だが、確実にトレーニングの成果が出ている」とチームの成長に目を細めた。


 アギーレ監督も「早い時間帯に2点目を取っていれば落ち着いてプレーできたと思うが、簡単ではない。追加点を奪えなかったことで最後まで苦しむ状況ではあった。次も勝ちを狙っていく。勝ち点を9に伸ばしたい」と、冷静に話した。


 とはいえ、指揮官の周囲は相変わらず喧騒に包まれている。スペイン・サラゴサ監督時代に八百長に関与した疑いが浮上し、14日にはバレンシア裁判所が検察からの告発を受理したと報じられた。今後、本格的な捜査が始まる一方で、日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)は今大会後に「協会の考えを説明したい」と解任の可能性を示唆している。


 協会トップからの“更迭発言”に心中穏やかなはずがない。昨年12月27日、アギーレ監督は八百長疑惑について会見を開き「プロサッカーにかかわって39年で汚点はまったくない」と完全否定し、辞任の考えはないとしている。そこで自身の潔白を証明するためにも、協会に対し2つの“反撃”に出る。