日本サッカー協会は26日、カタールW杯アジア最終予選の第1戦オマーン戦(9月2日、吹田)と第2戦中国戦(同7日、ドーハ)に臨む森保ジャパンのメンバー24人を発表した。

 いよいよスタートする最終予選の最初の2連戦で激突するのがオマーンと中国。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで見れば24位の日本に対してオマーンが79位、中国が71位と格下だが決して侮れない。
 両国に共通しているのが、9月の最終予選に向けて異例の長期合宿を敢行している点だ。

 日本代表の森保一監督(53)は「なかなか情報を得るのが難しい。オマーンは1か月、中国は2週間の準備期間があって戦術の上積みをしてくる。我々に対して対応策を持って試合に臨んでくるので、それに対して柔軟に対応しないといけない」と警戒を強める。

 グループで最上位と目される日本に対してはライバルたちが徹底的に分析を進めており、両国は長期合宿で入念に日本を撃破するための秘策を練っている。日本は初戦の前に全員が集まって調整できるのはわずか2日間となる見込みだけに、準備期間の差は気がかりだ。

 特に中国は急激に帰化選手が増加しており、その実力は未知数。「いま把握している中では、4名の帰化選手との情報を持っている。特にアタッカー陣が多いので、帰化選手を中心に攻撃してくるというのは準備しないといけない」と指揮官は厳しい表情で語った。

 なんとも不気味なオマーン、中国との2連戦。7大会連続のW杯出場を目指す森保ジャパンに、いきなり難敵が立ちはだかる。