日本代表の森保一監督(52)が、欧州の〝移籍難航組〟の9月招集に前向きな姿勢を示した。

 森保ジャパンでは、フランス1部マルセイユとの契約が切れてフリーとなっているDF長友佑都(34)を始め、今夏の移籍が前提となっているオランダ1部PSVアイントホーフェンのMF堂安律(23)、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーのDF板倉滉(24)など新天地が決まっていない常連組が目立つ。

 9月に行われるカタールW杯アジア最終予選へ向けて今月末から代表活動が予定されているが、17日にオンラインで取材に応じた森保監督は「できれば、これまでも代表のメンバーとして戦ってきてくれた選手なので、次の招集に向けても考えたい」と招集に問題はないとの考えを強調。

 ただ「しかしながら、コンディションのところもある。情報収集はしているが、コーチ陣やチームスタッフとコミュニケーションを取ってもらって、情報収集したうえで最終的にメンバー招集に向けて準備したい」と状態やチーム状況を慎重に見極めて選考する方針だ。

 一方で、海外初挑戦となったスコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧(26)は公式戦で5戦5発と大活躍。「すごくチームになじんでいて戦術にフィットして、本人の良さを発揮できている。古橋の特徴を分かっていて、そこで獲得に向けて動いてくれた監督がいるのが大きい」と高く評価しながら活躍の要因を分析した。

 新天地でのプレーがメンバー選考を大きく左右しそうだ。