アジアカップ(9日開幕)連覇がかかるサッカー日本代表のエース、FW本田圭佑(28=ACミラン)は2日の練習後にアギーレ監督と約5分間、身ぶり手ぶりを交えながら、ピッチ上で通訳を介さず1対1で話し込んだ。この日は取材に応じなかったものの、前日には「日本サッカー界全体が2015年、力を合わせて盛り上げていい結果を残していくことが大事」と力強く語っている。本番に向けて、指揮官へ現在の思いをぶつけたのか。エースが本気モードへ移行しているようだ。

 また、ベテランのMF遠藤保仁(34=G大阪)は「相手のいい部分を頭に入れながら良さを出させないようにしていきたい」と話し、不振が続くMF香川真司(25=ドルトムント)は「優勝に結びつくようなプレーをやっていきたい」とアジアカップを復活のきっかけにするつもりだ。

 アギーレ監督の八百長問題がまだまだ尾を引きそうな中、代表イレブンはそれぞれの思いを胸に連覇という共通の目標へ向かって突き進む。