東京五輪の男子サッカー3位決定戦メキシコ戦(6日、埼玉)へ向けて、日本代表の森保一監督(52)がメキシコの〝リベンジ心〟を警戒した。

 5日に公式会見に出席した森保監督は、1968年メキシコ五輪以来53年ぶりとなるメダル獲得へ向けて「チームとして銅メダルをつかみとる」と強い覚悟を見せた。

 相手のメキシコは1次リーグで対戦し、2―1と勝利している。しかし「1次リーグで我々が勝っていることもモチベーションに変えてくると思う。難しい戦いになることを覚悟しながら選手たちには戦いに臨んでほしい」と強く警戒しつつ選手を鼓舞した。

 メキシコの印象については「世界のサッカー強国と認識している。W杯でも常に良い結果を残している。五輪でも過去に優勝の経験がある世界トップのグループを走っているチーム。メキシコのサッカーは参考にすることが多い。彼らに学び、世界に追いつけ追い越せを実現していきたい」と日本が手本にすべき相手と称賛したうえで、その難敵を打ち破る覚悟だ。

 最後はイレブンへ「銅メダルを獲得する強い気持ちを持って臨んでほしい」とゲキ。森保ジャパンが最後の戦いに挑む。