東京五輪サッカー男子準決勝(3日、埼玉スタジアム)、日本は1968年メキシコ五輪銅メダル以来、53年ぶりの表彰台をかけてスペインと対戦するが、イレブンの〝価値〟では圧倒的な差があるようだ。

 選手の市場価値を算出する「Transfermarkt」によると、もっとも高いのはスペインのA代表にも選出されているMFペドリ(18=バルセロナ)でなんと8000万ユーロ(約103億2000万円)、FWミケル・オヤルサバル(24=レアル・ソシエダード)が7000万ユーロ(約90億3000万円)、DFパウ・トーレス(24=ビリャレアル)が5000万ユーロ(約64億5000万円)といずれも高額な選手が揃っている。

 一方、日本ではDF冨安健洋(22=ボローニャ)が2000万ユーロ(約25億8000万円)、MF久保建英(20=レアル・マドリード)が1500万ユーロ(約19億3000万円)、MF遠藤航(28=シュツットガルト)が1300万ユーロ(約16億7000万円)と、3人合わせてもペドリに達しないのだ。

 チームとしてもスペインは総額5億6300万ユーロ(約726億2000万円)、日本は総額7775万ユーロ(約100億3000万円)とその市場価値は7分の1だ。もちろん、試合結果に直結するものではないが、2012年ロンドン五輪に続き、強豪から勝利を挙げられるか。