東京五輪のサッカー男子は1次リーグを終えて8強が出そろった。

 日本は1次リーグA組3連勝で首位突破。準々決勝でB組2位のニュージーランドと対戦する。1次リーグで韓国から勝利を挙げるなどあなどれない相手だが、国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の28位に対し、122位。順当にいけば、2012年ロンドン五輪以来となる4強入りは堅い。

 準決勝に進出した場合、スペイン―コートジボワール戦の勝者と激突する。スペインとの対戦になりそうで、大会直前に対戦したときには1―1で引き分けた。この試合で得点をマークしたMF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)は「まだまだ力の差を感じた」と語っていたが、決して勝てない相手ではない。

 その先に待つのは、サッカー王国ブラジルが濃厚だが、まさかの日韓戦実現の可能性もゼロではない。森保ジャパンは目標に掲げた金メダルへとたどり着けるのだろうか。