なでしこジャパンのDF清水梨紗(25=東京V)が東京五輪の〝地獄日程〟に言及した。

 東京五輪のサッカー競技は中2日で実施される。しかも今大会では東京特有の酷暑に選手たちから批判の声も上がっており、コンディションの維持が心配される。

 27日のチリ戦の会見で清水は「過密日程というのが他の国際大会との大きな違いだと思う。中2日で多くて6試合。自分は経験したことがない。今日で自分は中2日で3試合出たけど、それも初めての経験だった。そういうコンディションの部分は一番難しく感じる」と、サッカーの公式戦では考えられない超過密日程に不安を吐露した。

 なでしこジャパンはこのまま勝ち進めば、決勝は異例の午前11時開催で猛暑が懸念される。五輪では毎度批判が続出する過密日程問題。改善されなければ、いつか取り返しのつかない事態を招きかねない。