東京五輪に臨むサッカー男子のU―24日本代表GK谷晃生(21=湘南)が14日にオンライン取材に応じ、川口能活GKコーチ(45)から〝個別指導〟を受けたことを明かした。

 谷は13日の国際親善試合U―24ホンジュラス代表戦にスタメン出場。3―1の勝利に貢献したものの、後半20分にオウンゴールで失点した場面について「前でチャレンジしていれば何てことのないプレーだった」とし「練習の中からしっかりと判断できるように突き詰めていきたい」と反省した。

 その試合後には〝レジェンド〟の川口コーチから失点シーンについて指導を受けたという。谷は「能活さんと話して『失点した後の行動が大切だ』と言われた。そこで切り替えて顔を上げることがチームにプラスになると…。僕も一番大事なことと感じた。チームを良い雰囲気に持っていかないといけない」と語った。

 失点したとしても、GKがふさぎこむのではなく、常に自信を持った態度でふるまうことでチームメートを不安にさせず、安心感を与えることができる。試合の流れを再び引き寄せるためにも前向きな姿勢を示し、イレブンに声をかけることが重要になるわけだ。

 GK大迫敬介(21=広島)、鈴木彩艶(18=浦和)とのポジション争いもある中、谷は「本大会でやるために今までやってきたので責任も覚悟もある。しっかり準備して高めていきたい」と力を込めていた。