日本代表と東京五輪代表を兼任する森保一監督(52)が、22日に予定される東京五輪のメンバー発表でサプライズを〝予告〟した。

 15日に行われたA代表のカタールW杯アジア2次予選キルギス戦後にオンラインで取材に応じた森保監督は、東京五輪に臨むU―24日本代表のメンバー選考について言及。「できればやりたくない。18人に絞らないといけないことは、スタッフにとって非常に難しい作業だと思う」と悩める胸中を口にした。

 最終テストの位置づけとなった6月の活動では5日のガーナ戦で6―0、12日のジャマイカ戦で4―0と圧倒的な強さを披露。初めて合流したオーバーエージ(OA)枠のDF吉田麻也(32=サンプドリア)、DF酒井宏樹(31=浦和)、MF遠藤航(28=シュツットガルト)が揃って実力を発揮し、東京五輪世代も多くの選手が活躍してまさにシ烈なサバイバルが繰り広げられている。

 そうなると6月のメンバーから絞り込む形が予想されるが「6月の活動が最終選考に向けてベースにはなる」としつつも「すべてが今回の活動の中で選ぶということにはならないかもしれない。そこは今回U―24の活動を見た横内(昭展)監督以下スタッフともう一度話をしたい」と6月の招集メンバー以外からのサプライズ選出の可能性も示唆した。

 東京五輪代表メンバーの発表は22日。土壇場でびっくりするようなメンバーが食い込むのか注目が集まる。